現金支払いの割合は世界で2番目に低い韓国

コロナ渦、韓国では着々と現金決済のできない飲食店舗が進んだ。

スターバックスコリアは2018年「現金のない店」を宣言、カードのみでしか支払いできない店舗を一部試験的に始めた。

そこから急速に拡大、2022年には韓国内スタバ1350店舗の内64%の店舗で現金支払いができなくなった。

クレジットカード、モバイル決済が主な決済手段になる。でなければチャージ型スターバックスカードを先に購入しなければならない。

ソウル地域内のスターバックス店舗では73%が現金無しで運営されている。 また他のコーヒーブランド店も現金支払い無しの店舗が増えている。

最近はこういった↓表示もなくなり、現金無しが当たりまえになりつつある。

またコーヒー店だけでなくファーストフード店も「現金なし運営」が進んでいる。

消費者反応(ネット民)は 「現金決済より便利で衛生的で良い」という肯定的意見がある反面「現金支払いできないのは不便」という否定的反応、また「どちらでもよい」「気にしない」という人も多い。

韓国ではクレジットカード普及率が高く、モバイル決済プラットフォームが増え、自然に現金を払う人が減った。 韓国銀行によると、韓国の家計支出のうち現金決済は19.8%ほど。 また日本は48.2%、ユーロ圏53.8%と比べると圧倒的に低い。

韓国の他に現金支払いの少ない国は、カナダ、ベルギー、フランスがある。

韓国銀行によると、韓国40代のクレジットカード所持率は約95%である反面、70代以上は約44%に止まり 70代以上には利用しづらい決済システムになりそうだ。

現金支払いがなくなる長所は何?

一つは人件費削減がある。

店舗を閉めた後、レジ締めする時間が節約できる。 現金のない売り場は従業員の残業時間が自然に減るだろう。

他の良い点としてキャッシュレス化により脱税を防止できホワイトな社会作りを実現、貨幣製造費も節約できるという。

2020年、デパートやコンビニ、大型ディスカウントストア等と銀行が「小銭口座積み立て」業務提携を結んだ。 売り場で物を買って1万ウォン以下のお釣りが出れば、お金で返す代わりに消費者の銀行口座に直接お釣りの金額を入金するシステムだ。

小銭を持ち歩くことが無くなる韓国社会はもう近いのかもしれない。小銭がなくなると会計時かなりラクになる。

まとめ、個人的感想

ちょっとタイトルを大袈裟にしてみました。現金支払いが完全になくなる日はなかなか難しいと思います、まだまだ遠いような気がします。

消費者の支払い方法をむやみに制限できないことから現金のない売り場をそう簡単になくすことはできないでしょう。

..とは言っても現金支払いできるコーヒー店を探すのが時にはめんどうなくらいキャッシュレスが増えてしまいました韓国。そんな現状です。

カード払いの場合、お金を扱った手で食品提供されないので嬉しいですね。韓国外食産業はコロナをチャンスにかえてますね。

個人的には、現金払い / カード払いどちらでもかまわないですね。キャッシュレス化増進は監視社会に歩み寄ってるような気がします。

参考になる方がいれば幸いです^^