いくつか陰謀説もあり有名な未解決事件として知られる古いミステリー事件、福島便槽内怪死事件。

2021年に韓国テレビ局が取りあげてくれた内容に発見があったのでそれをまとめた。

韓国SBS公式チャンネル「ダリ」から。You Tubeにあります。

まず簡単に事件説明

有名な図↑


福島の教員女性トイレの便槽内で男性死体が発見された事件。警察は覗き目的の事故死と判断。それに納得できなかった人々の当時再捜査請願に約4000名署名が集まった

福島原発と町長選挙に絡んだ陰謀論がある。亡くなった男性は原発関連会社の営業担当だった。事件の2ヶ月前に東京電力の男性が亡くなったことも関係あるのではという憶測もある。陰謀論の関係ない覗き目的だったのか、真実はわからない事件。

陰謀論を元に作った映画「罵詈雑言」もある。

韓国で事件が注目されるきっかけ

3.11東日本大震災により「福島」という地名が韓国で知られるようになった。それが福島便槽内怪死事件に韓国人が注目するきっかけになる。

韓国の取材

韓国のテレビ取材は気合いが入っていた。

管轄の警察署を訪ね、事件で亡くなった男性のお母様も訪ね、実寸大の便槽模型をスタジオ内に作り、3Dの便槽内アニメーション映像も作った。

警察署は韓国の取材に対し、「事件化されてないです」「捜査中の秘密にしないといけない部分があるためお答えするのが難しいです」とだけ答えた。

亡くなった男性Kさんのお母様は取材陣に対し、

「私たちも色々やってみたわ…青森市にいる占い師にも行って」「(占い師は)自ら入ったのではないと言うので…」と話した。

スタジオに作られた実際のサイズの便槽モデルに出演者は「思ったより大きい」「入れる」という反応だった。

3D映像はリアルだった。

ここまで徹底した韓国取材陣に感謝したい。

検死に長年関わってきた法医学者談

検死結果コピーを韓国に持ち帰ったと思われる。

ソウル大医学部法医学教室の先生によると、

「この方は肘や膝などのようなところ、肌に表皮剥奪という痕があり、これ以外は大きく損傷をうけた部位がなく、その狭い通路の構造を見たとき、死後この方をここに入れようとしたら多くのところに傷がなくてはならないが、間接部位と触れる部位のみに傷があるところを見ると、この方がこの狭い所に自ら入ったのではないか。このように判断しました」

とのこと。

亡くなってから便槽内に入れた説は消えそうだ。

今後は脅されて入ったのか、覗き目的で入ったかの議論のみになる

映画「罵詈雑言」で描かれていた死後始末する場面はフィクションと言える。

映画「罵詈雑言」より

ついでに映画に出ていた母親役は母親本人が演じていたことが明らかになった。(韓国が取材した母親と一致)

遺族が訪ねたという青森の占い師も…申し訳ないがいんちき占い師の可能性が高くなってしまった。

靴の謎

便槽内で亡くなった男性の靴の謎が残る。

一つは便槽内で見つかり、片方は離れた所で見つかった。

陰謀論を信じると何者かに拉致された後落としたのかもしれない。

現実は小説より奇なりと言うし、靴の発見場所について意外な原因を一つ考えた。

靴は犬が運んだんじゃないか

犬は靴が大好き。

犬は物を隠すことある。

犬は片方ずつ持って行く。

適当にポイされた靴。

そんなこともあるかもしれない。

再捜査要求に4000名の署名が集まるくらい「彼がそんなことするわけがない」と周りが信じる男性でしたが、まさかのまさかで覗き目的の線もまだ捨てきれないと私は思う。

昔から犯人は意外な人物であることが多い

経験上セクハラした上司は職場で最も意外な人物だった。そんなものだ。

最後までお読みいただきありがとうございます^^