旧ソ連の独裁者 イオシフ•スターリン※

(1878~1953年)

※ヨシフ•スターリンという読み方もある

彼が亡くなった部屋はとても凝った造りの別邸の一室でした。


スターリン別邸についてざっくりまとめてみました。

スターリン別邸はモスクワ郊外西側の森林地帯、
50万m2の森林の庭の中央にある。

1930年”血の粛清” 後、

党書記のセルゲイ•キロフが暗殺され

※一部の画像は韓国放送MBC「サプライズ」より。


自分の暗殺も恐れたスターリンは、

公の場にそっくりな影武者を出席させたり、

車を運転手に運転させず自ら運転したり、

食事は側近にまず食べさせてから口にした。

それでも心が安まなかった彼は
1930年後半、見つけにくい場所に極秘に別荘建設を進めた。

別邸の建設過程の全てにスターリンが直接関与した。

邸宅に到着するまでの道はスピードが出せない曲がりくねった道。

邸宅周辺は迷路のように造らせ簡単には人が近づけないようにした。

別邸内部も複雑に設計。
寝室は4つ造り、

どの部屋を使うかは就寝直前に決めていた。

しかし自ら造った安全地帯の邸宅は

スターリン自身に危険な所であった。

1953年3月1日明け方、部下と宴会を楽しんで別邸に戻ったスターリン。

予定時間を過ぎてもスターリンが現れず指示がないことに警備責任者は不審を覚えたが、
眠りを妨げられたスターリンの怒りを買うことを恐れて、午後になるまで声かけなかった。

警察局長がスターリンを探しにやって来た。
複雑な邸宅内部でしばらく迷い発見が遅れる。

スターリンは寝室で脳卒中の発作で倒れていた。

医者を呼ぶも別邸はなかなかたどり着けない複雑な場所にあるため医者の到着も遅れた。

このために容態を悪化させ蘇生の機会を失ったと言われている。

昏睡状態が続き、一時は意識を回復するも、4日後の1953年3月5日、スターリンは死亡した。74歳だった。

結局暗殺の恐怖が自ら彼を死に追いやったのだ。

現在スターリン別邸は観光地になっています。

迷路状態の内部や庭を見てみたいですね。

(スターリンの秘密別邸まとめ、以上。)

流れ星

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