イ•ビョンホンさん主演映画「南山の部長たち」を見に行きました(日本語版はタイトル変わるかも)。大ヒット上映中です。韓国映画は最高ですね。今回は都市伝説系の話が好きな人も喜びそうな映画です。

こういった実際の事件を元に作ったような映画は見る前に事件を調べておきます。出てきそうな韓国単語も予習します。そうしないとわからなくなてしまうんで…

~簡単なあらすじ~

パク•チョンヒ大統領が暗殺されるまでの40日間のお話し。一応ノンフィクション。これノンフィクションと思っていいの?ってくらい殺し合い映画でした。邪魔な奴は消すみたいな映画です。

直球ストレートな要点解説

  • 1. パク大統領が韓国前中央情報部長を目障りに感じ殺害を中央情報部長(=KCIA 役イ•ビョンホン)に指示
  • 2. KCIA部長にとって友人である前部長を自分の手で殺めることができず殺人を依頼する。前KCIA部長死亡
  • 3. 米国の中央情報局(CIA)がKCIA部長へパク大統領を終わらせろと相談
  • 4. 米国関係と大統領&警護室長との関係に悩むKCIA部長
  • 5. 大統領の電話の会話で「友達を殺す奴」と悪口を言われたのをKCIA部長が聴いてしまう
  • 6. 宴会の席でKCIA部長が短銃で警護室長と大統領を撃つ
(当時の写真。本人が再現しているところ。)
  • 7. 警護室長と大統領死亡
  • 8. 警護室長の部下もKCIA部長の部下に撃たれる
  • 9. KCIA部長と関わった部下たち捕まる全員死刑宣告。KCIA長ら絞首刑(裁判の様子や刑執行については映画に出てきません)
  • 10. KCIA部長を殺させたのは国軍保安司令官のチョン•ドファン(後大統領)か?という雰囲気で一番最後にチョン•ドファン氏が出て来て映画はおしまい。(チョン•ドファンが米国に従っただけなのかもしれない。)
いやー恐い内容でした。ゲッソリポーン滝汗

キム•ジェギュが発砲した後、安家の明かりが消灯になったことや部下の拳銃を取りに行く場面などなど忠実に再現されてました。

最初に警護室長を撃った理由は?(考察)

事件後当時、最初に警護室長を撃った理由について論争になったそうです。
それを少し考えてみました。


うーん、私がキム•ジェギュだったとしても警護室長を先に撃つと思います。


チャ•チヒョル警護室長のイメージ(A)ですが大統領(B)に忠誠心のあるゴリラみたいな感じじゃないですか(失礼)、

Aに大暴れされたら面倒だし、やっぱり普通に考えて先にAを撃ちたい感じがします。
妙な考察してしまいましたw

裁判の様子は映画に出てきませんが、当時の弁護人はあの裁判は変だったと言ってる方が何人かいるそうです。死刑宣告を受けてから4日後に執行した例は他に無いそうです。4日後ってまるで早く始末したいような感…闇深いですね。

(当時裁判の様子)

以前は大統領暗殺者を狂った男の犯行と思っていましたが今は可哀相な人に思えてきました。米国と韓国大統領のあいだで板挟みになっていたのがキム•ジェギュ部長だったのかもしれません。

(事実を元に作られた昔のドラマ一場面)

恐い映画でしたが韓国映画に今後も目が離せないなと感じました。興味のある方はぜひ見てみてくださいね。^^