航空機産業とマーフィーの法則 (2)

前回からの続き、航空機研究を引退後30年間地震研究をしていた人の話です。

地震の発生前1カ月~1週間前に必ずある種の電波(電磁波)が発生するそうです。この電波を観測出来れば地震予知につながるとして大学の先生と航空技術者が研究してきました。数十年にわたって観測を続けました。

しかし世の中には携帯電話や無線通信、その他たくさんの電波が地球を彷徨しているため、小さな地震では地震電波が見つけられないという問題がありました。

大地震を待っていたわけです。

そしてある日地震の予兆らしき電波をとらえました。

(気象庁のページよりサンプル画像いただきました。)

その瞬間計器が測定不能になり仲間内では地震の予兆ではと疑ったようですが、公表するほどのデータが取れなかったと放置してしまいました。

1カ月後に大地震(東日本大震災)が発生しました。

その話を聞いた僕は嘆きました。非常に残念なことです。あとの祭りでした。

これほど大きな予知でなくとも、誰でも予知経験があると思います。僕もある事故を予想したことがあります。ただ残念なことにその事故が起こってから、結果論的に予知したという自慢話?になりました。

前回書いた、航空機業界でささやかれる法則「重大事故が起こると必ずそれを予見した人が現れる」にも当てはまりますね。

新マーフィーの法則: 起こる可能性のある事故は起こる。事故後にこれを予測したと自慢するアホが現れる。

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