航空機よもやま話

ライト兄弟が初フライトしてから100年を超えました。プロペラ機からジェット機へ進化して、今は当たり前のように航空機が世界中を飛び回っております。航空機発展史の中では悲しい事故がくりかえされて来ました。その事故原因は、教訓として法律や設計に反映され、安全が向上して来ました。wそうです、更に難しい設計、製造、検査要求、そしてパイロットに厳重なフライト規制が決められ際限なく安全を追求しております。

このような出来ごとや規制とは裏腹に、とんだ勘違い、誤解やら、愉快な数々のエピソードもあり、航空機に従事する者に語り継がれております。ここではそれ等の伝え聞いた話をお伝えします。それは本当かなどと問い詰められると体験したわけではございませんので「そのようです」という答えになってしまいます。あくまで噂話しと受けたまわって頂きたいと思います。

ブルーアイスのお話

昔々といってもまだジェット機よりもプロペラ機がたくさん飛んでいた頃のお話です。

カナダに住む主婦がある朝、庭先で綺麗な青い氷を発見しました。氷には何か固形物が閉じ込められている。何だろう、珍しい物と思い、主婦は拾って冷蔵庫に保管しました。近所の奥さん達にも見せました。評判になり、検査所で成分を分析することになりました。間もなく、その結果が報告されました。意外な内容にびっくり仰天、トンダ誤解でした。

内容物は人糞でした。どうやら飛行機から排泄されたらしい。今から70年前の時代、飛行機のトイレットはそのまま機外垂れ流しでしたが、その後青い消毒液と共に排出されるようになりました。それがカナダ上空で氷の塊、ブルーアイスとなって落ちたことが解りました。くだんの主婦は大変恥ずかしい思いをしましたが、有名になり、これがきっかけで後日垂れ流しが禁止されました。本当に主婦の功績です。

今の中、大型旅客機では機体後部下部にため置きタンク(waste tank)がございます。旅客機のトイレットに入り、用をたしてから排水のスイッチを押すと、小さな真空ポンプが毎分1万回の高速回転で排泄物を吸入して、タンクへ送り込んでくれます。

toilet system トイレット系統 : 機内汚物処理系統。真空引きとなっており、汚物は後胴の貯蔵タンクに集積される
(タッチペンが書きにくく図中の文字が読みにくくなってしまいました。ごめんなさい)

この真空ポンプが無いとどうなるのか。大変なことになります。数年前の事件です。ある航空機製造会社が開発した輸送機で起きました。この輸送機はバキュームがないタンク式でした。飛行中、機内圧が急速に下ったそうです。その時運悪くトイレットに入っていた乗組員、タンク内の空気が逆流して、自分の糞便がうわーっと吹きあがって、身体が••••••だらけになった。悲劇でした。これからも起こるかもしれません。皆様、ため置きタンクしかない小型機や輸送機に乗る方は、予め地上で用を済ましてから搭乗しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です